「リフレーミング」で会話に魔法をかける
- yasaka
- 2018年11月11日
- 読了時間: 3分
更新日:2018年11月11日
子どもとの対話は、こちらからの投げかける言葉次第で進み方が変わります。対話を進めるにはどのように「フィードバック」するかが大切です。特に発達に課題がある子どもの場合、普通の声かけではイライラさせてしまい、いつの間にか対話が不毛な言い合いになることがよくあります。
魔法の言葉を使いこなしてポジティブな対話を作り出しましょう。魔法の言葉とは、声かけを「リフレーミング」することです。「リフレーミング」とは、いつもと違う見方や新しい見方で、あることを捉え直すことです。出来ていないことに着目するのではなく、出来ていることに目を向けてあげると、子どもに対して肯定的な声かけができます。例えば、「注意が移りやすい」子どもに対していきなり叱るのではなく、「あなたは好奇心が旺盛なんだね!」と声かけをしてから、本来の対話に戻します。

では、次の言葉や声かけをリフレーミングをしてみましょう!解答例は下にありますが、答えは一つではありません。
(例)短気→ 情熱的、瞬発力がある
おとなしい→人の話をよく聞く、協調性がある
練習①頑固 ②感情に波がある
③しつこい ④思いつきで話す
⑤「違うでしょ!」
⑥「落ち着きがないからダメね」
⑦「さっさとできないの?!」
中学校で働いていたとき、ある日、課題を二週間近く遅れて提出してきた男の子がいました。発達に課題がある子で、学習面でも非常にしんどい子でした。その子が授業前に教壇に来た私のところに「先生、僕宿題やってきた!」と課題を出しにきたのです。すると、周りにいた女子が「は?!それいつの宿題と思ってるんよ!…」と言いかけたので、すかさずその声にかぶせるように大声で「〜くん!よくやったなー!偉い!遅れているのはわかっているのに投げやりにならず、きっちりやって出すだなんてさすがだわー!!!あとは『遅れてごめんなさいが』あれば完璧だね!」とべた褒めしてやると、ニコッと嬉しそうに「遅れてすみません。」と言いました。その後の授業は集中して頑張っていました。謝罪の練習にもなりました。残念ながら、多くの先生はそういう時、その女子と同様、せっかくその子なりに頑張った努力を評価することなく、叱りつけて説教してしまいます。そしてその男子は「もう二度と宿題なんてせんわ!」と言って、授業中寝てしまうことになるのです。
また、高校で働いていると、「どうせ俺は将来、生活保護でも受けて暮らすから放っておいて!」とかいう子もいるのです。それに対して説諭をしたところでなんの発展もなく、不毛な言葉のループにはまっていきます。そんな時は「へー、そんなことを堂々と言えるなんて、私にはできないな」とか「自分の意見をはっきり言えるってすごいことだよ」と真正面から受けずに肯定的にフィードバックしていました。すると対話がまた進むのです。
最近は小中学校などの授業でもリフレーミングが取り入れられています。保健室の前にリフレーミングについての掲示物が貼られているのをよく見かけます。見方を変えて、子どもたちとポジティブな対話を作り出したいですね。

解答例
①律儀、信念がある
②感情が豊かである
③粘り強い、あきらめない
④ひらめきがある
⑤「こんなふうに考えたんだね。他に考え方はないか一緒に考えよう!」
⑥「活発だね。落ち着いてやればもっとできるにちがいない!」
⑦「丁寧にやってるんだね。」






コメント