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  • 執筆者の写真yasaka

数字の読み方練習セット

数字の読み方がなかなか定着しない子どもに作成しました。

「12」と「21」を混同してしまって、どこから読むのかわからなくなる子どもです。


数字の読み方がなかなか身につかない場合、序数性(順番を表す性質)に課題があります。数字の読みの成り立ちがわかっていないことも多いです。たとえば、「15 じゅうご」が「じゅう」と「ご」から成り立っていることを理解していません。数詞を聞いても、どこがまとまりなのかわからないのかもしれません。「325」を「さんじゅうにご」と読んでしまうかもしれません。また、ワーキングメモリが弱いと、4は「し」「よん」、7は「しち」「なな」と、複数の読み方があることも負担です。九九かけ算を覚える時もそうですが、読み方を「よん」「なな」と統一する方がわかりやすくなります。


この数字ボードでは、常に左から右へと向かって数字を読んだり、指示された数字をカードをめくって作ります。数字ボードでなくて、数字カードを重ねていくタイプの教材(20に5のカードを重ねて、25にするような教材)でも構いません。

数字の読み方ルール表では、成り立ちを一緒に確認します。



そして、ものを数えるような基数性(量を表す性質)の要素が入っている課題ではなく、単純にその読みや順番を考えさせる課題に取り組ませて活用します。たとえば、点つなぎをして、数字の読み方を考えさせたり、次の数字を予測させたりします。


これで100まで数字を読めるようになった幼児さんもいますが、基数性とは別問題なので、量の感覚をつかむ課題にも取り組まなければなりません。そうして数の合成・分解、足し算・引き算へと学習を進めていっています。


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