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  • 執筆者の写真yasaka

「LD-SKAIP」 学習のつまずきを評価できるアセスメントツール

更新日:2020年1月7日



 LD学会が開発した、iPadを使用するアセスメントツール「LD-SKAIP(スカイプ)」がついに9月末、リリースされました。LD-SKAIPは発達障がいのある小学生の学習面の課題を早期に発見し、特性に合わせた支援をするためのツールです。LDI-Rのようなチェックリストや基礎的な学習スキル(読字・書字・計算)、一般的な学習課題などにおける学習のつまずきを評価することをねらいとしています。WISCなどの発達検査と同様、認知機能の実態を把握することもできますが、学習困難の様態を短時間で明確にしてくれます。

 今のところ講習を受けた特別支援教育士にしか、このツールの使用は許可されていません。早速大阪で第1回目の講習を受けてきました。このツールは今後小学校等で導入されていくことが想定されています。これがあれば、現場の先生たちの子供たちへの意識は変わるだろうと思います。

 日本でいよいよ国家資格である公認心理士が誕生するので、アメリカのテスト・スタンダードを踏まえ、今後WISCは公認心理士だけが実施できるものになると思われます。特別支援教育士がWISCを実施できなくなるのは残念です。しかしLD-SKAIPがあれば、認知の弱さから生ずる学習でのつまずきを直接的に正確に把握できます。学校現場の先生にとってはWISCよりもむしろ理解しやすく、具体的な支援法そしてどのような合理的配慮をするべきなのか考えやすくなると思います。

 小学生をお持ちの保護者で興味がおありの方はご連絡ください。詳しくはこちらのページまで。(アセスメントLD-SKAIPについて https://www.ylsd.jp/ld-skaip )

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